フォーム関連の要素は、お問い合わせフォームなどユーザーが入力・選択したデータをサーバーに送信する際に使用されるもので、HTML5では、さらにフォーム関連要素の属性がたくさん追加されています。
フォーム関連要素
フォーム関連の要素はinput要素やtextarea要素などいろいろありますが、いくつか代表的な要素を見ていきましょう。
input要素
input要素は、ユーザーがデータを入力・選択する際の部品となる要素です。以下がinput要素のtype属性で指定できるキーワードになります。
キーワード | 種類 |
---|---|
text | 1行テキストの入力フィールド |
radio | ラジオボタン |
checkbox | チェックボックス |
submit | 送信ボタン |
image | 画像の送信ボタン |
reset | リセットボタン |
password | パスワード用の入力フィールド |
hidden | 表示しないで送信するテキスト |
button | 汎用ボタン |
file | 送信するファイルを選択 |
search | 検索用の入力フィールド(HTML5から追加) |
tel | 電話番号用の入力フィールド(HTML5から追加) |
url | URL用の入力フィールド(HTML5から追加) |
メールアドレス用の入力フィールド(HTML5から追加) | |
number | 数値を入力(HTML5から追加) |
range | スライダーでおおまかな数値を入力(HTML5から追加) |
date | 日付を入力(HTML5から追加) |
time | 時刻を入力(HTML5から追加) |
color | 色を入力(HTML5から追加) |
textarea要素
textarea要素は、複数行のテキストを入力するための入力フィールドです。
select要素
select要素は、選択肢を作ってその中から選ぶ形式の部品になります。選択肢となる部分はoption要素を使ってマークアップします。
label要素
label要素は、その要素内容であるラベルとフォーム部品を関連付けるための要素です。ラベルとは、その部品が何の項目であるのかを示すテキストのことです。
button要素
button要素は、要素内容をそのままラベル(テキスト)として表示されるボタン要素です。button要素の属性値に「submit」をつけると送信ボタンになり、「reset」をつけるとリセットボタンになります。また、「button」をつけると送信もリセットもしないボタンとなります。
fieldset要素
fieldset要素は、フォーム関連要素をグループ化したいときに使用する要素です。fieldset要素内でlegend要素を使ってグループ名を付けることができます。
すべてではありませんが、以上がフォーム関連要素の説明になります。input要素の属性に関しては特にHTML5から多数追加されていますので、フォームを作る際には試してみてください。