HTML5の新要素を使用して、基本的なHTMLの構造を作りたいと思います。もちろん、サイトのデザインによりマークアップの仕方は変わってきますが、ここでは単純な枠組みでシンプルなものを作ります。
ヘッダー部分のマークアップ
まずは、ヘッダー部分をマークアップしていきます。
従来のマークアップ
<div id="header">
<h1>サイトロゴ</h1>
<ul id="global-navi">
<li>ナビゲーション</li>
<li>ナビゲーション</li>
<li>ナビゲーション</li>
<li>ナビゲーション</li>
<li>ナビゲーション</li>
</ul>
</div>
HTML5を使用したマークアップ
<header>
<h1>サイトロゴ</h1>
<nav id="global-navi">
<ul>
<li>ナビゲーション</li>
<li>ナビゲーション</li>
<li>ナビゲーション</li>
<li>ナビゲーション</li>
<li>ナビゲーション</li>
</ul>
</nav>
</header>
まず、header要素で全体を囲んでいます。そして、グローバルナビゲーションにはnav要素を追加して、その中にナビゲーションを入れています。このnav要素は他にも、フッターナビゲーションやパンくずなどにも使用したりする場合もありますが、一番のメインで使うとしたらグローバルナビゲーションかと思います。
コンテンツ部分のマークアップ
次に、コンテンツ部分のマークアップをします。ここでは、基本的な2カラムのレイアウトにします。
従来のマークアップ
<div id="contents">
<h2>見出し</h2>
<p>テキストテキストテキストテキスト</p>
<h3>見出し2</h3>
<p>テキストテキストテキストテキスト</p>
</div>
<div id="side">
<ul class="bnr">
<li>バナー</li>
<li>バナー</li>
<li>バナー</li>
</ul>
</div>
HTML5を使用したマークアップ
<div id="contents">
<section>
<h2>見出し</h2>
<p>テキストテキストテキストテキスト</p>
<section>
<h3>見出し2</h3>
<p>テキストテキストテキストテキスト</p>
</section>
</section>
</div>
<div id="side">
<aside>
<ul class="bnr">
<li>バナー</li>
<li>バナー</li>
<li>バナー</li>
</ul>
</aside>
</div>
各見出しとその内容をそれぞれsection要素で分けて、アウトラインを作っていきます。基本的に、section直後には見出しがくるように組むと良いでしょう。
そして、バナーを設置した部分には、aside要素で囲んでいます。これは、コンテンツには関連しているが、あまり重要ではない補助的なナビゲーションとして扱っているので、aside要素を使用しています。
フッター部分のマークアップ
最後に、フッター部分をマークアップしていきます。
従来のマークアップ
<div id="footer">
<p>copyright</p>
</div>
HTML5を使用したマークアップ
<footer>
<p><small>copyright</small></p>
</footer>
まず、全体をfooter要素で囲んでいます。そして、コピーライトはsmall要素で囲むようにしています。small要素は著作権表記など細目に使用したりします。
以上で、HTML5を使った基本的なマークアップとなります。それぞれのタグの意味合いなどを理解し、正しいマークアップをし、アウトラインを形成するように心がけると良いでしょう。